田中宇の国際ニュース解説 無料版 2026年4月10日 https://tanakanews.com/260410israel.htm
4月7日の米イラン停戦は、負けを認めたのではなく、イラン指導部を内部分裂させるための「演出」に過ぎない。イスラエル(リクード系)は米諜報界を完全に掌握しており、イラン系の勢力を壊滅させるまで断続的に戦争を続ける構えだ。レバノンやシリアでの緩衝地帯設営は、その長期戦の決意を示している。
トランプが中央銀行をねじ伏せ、簿外の裏QEで金融バブルを維持しているため、米国の自滅も当面は起こらない。人道主義を建前にした「英国系」の旧秩序は崩壊し、実利と武力を剥き出しにする「リクード系」の新秩序が世界を多極化へと導いている。イランがホルムズ閉鎖を続ければ、世界はバイパス路を拡充してイランの交渉力を奪うだけだ。日本でも、官界やマスコミに巣食う英傀儡の洗脳が解ければ、トランプやプーチンと歩調を合わせたロシア産エネルギーへの回帰という現実路線を歩むことになる。
