田中宇の国際ニュース解説 無料版 2026年8月17日 https://tanakanews.com/260816japan.htm
プーチン露大統領の択捉島初訪問は、露敵視を強める日本への抗議と対抗の意思表示だ。
だが地政学的に深読みすれば、プーチンはトランプの敵ではなく隠然たる味方である。トランプらリクード系は、米国が西太平洋から退潮する前に日韓を自立させるため、中露朝という「敵役」を扇動して日韓の意図的な軍拡と安保強化を促している。日本も高市化によりこれに応じ、米国の肩代わりとして西太平洋に自国の影響圏を築き、諜報機関を格上げして自立を急ぐ。
日本が米国のぶら下がりから脱して真に自立すれば、いずれ現実的な外交に戻るはずだ。冷戦期の英国系による洗脳にすぎないロシア敵視を排し、道理的に戻らない択捉国後を放棄して二島(歯舞色丹)返還でロシアと和解する方が、日本にとってはるかに政治経済的利得が大きいのである。
