壮絶 某テレビ局が老人をガソリンで焼き殺した事件2 なぜ事件化しないのか?転載動画


「該当するロケはない」と答えた翌日、フジテレビのスタジオでは、老人の映像を使用して、収録が行われた。 老人の映像には、老人を小バカにし、笑いものにする編集が行われていた。

病院では老人に表皮を移植する手術などが繰り返された。 しかし、呼吸の一時停止、胃の複数ヵ所からの出血、吐血。 肺には水が溜まり、臓器不全に陥るなど、重篤な症状が続いた。

フジテレビスタッフは、大火傷を負ったまま独居に放置してきた老人の様子について、その後、一度も問い合わせすることなく、撮影から 1ヶ月半後、フジテレビ 「退屈貴族」 の番組内で、退屈をしのぐ映像 「東洋のランボー」 と題してテレビで放映した。 放映中も、老人は生死の境をさまよっていた。

老人を茶化したり、小バカにしたナレーションと共に放映した画面では、高さ 1メートル、腰まで火が燃えさかり、老人が下半身に大火傷を負ったことは誰の目にも明らかだった。

5日間の調査でも、また放送後もフジテレビは事故を発見出来ていなかった。 しかし、番組を見た視聴者から 「やりすぎ」 の苦情が相次いだことから、フジテレビは、ようやくロケの事実を認める。

フジテレビは担当者に、老人の親族である兄夫婦の元に謝罪に行かせる。 しかし、兄夫婦が、事件の経緯も知らず、番組も見ていないのをいいことに、老人が持ちかけて撮影したものと誤解させたままにして帰った。

フジテレビは、同局に顧問 (事件もみ消し要員?) として天下りしていた元警察幹部が警察署を訪問し、もみ消し工作。 警察は、担当スタッフの事情聴取さえすることなく、老人の自傷事故として処理。 事故として公表することはなく、もみ消し工作は完了。 隠蔽した。

老人は手術を繰り返したものの、歩行もかなわず、救急搬送以降、一度も帰宅することさえ出来ないまま、2007年 9月、火傷による腎不全で死亡した。

フジテレビがひた隠しにしていたこの事件は、ジャーナリスト中川一徳氏によって発掘され、「週刊文春」2012年 3月 8日号に、同氏の署名記事として掲載される。

当時、放送された同番組は、視聴者によって YouTubeにアップロードされ、保存されていたため、今回の報道を知った有志によって拡散される。

なんとしてでも隠蔽したいフジテレビは、著作権の所有を理由に、全ての動画を探し出してブロック要請。 有志らは、「検証のための動画」 であることを理由にそれらブロックを次々と解除。 フジテレビは更に今度は削除。 フジテレビは 1枚の静止画にすら削除要請を出しており、知られてはならない大犯罪であることを証明している。 有志らは勇ましく、「1つ削除されれば 2つアップロードする」 と、動画サイトで攻防が続けられた。

フジテレビは事件発覚後、老人の親族に対しても、正しい説明も謝罪も行っていない。

フジテレビは、事故の事実だけは認めている。 しかし、週刊文春やネットで知った視聴者の問い合わせには、何を聞いても、「そのことについてはお答え出来ません」 と答えるのみであり、徹底して隠蔽を決め込んでいる。