Ads by Yahoo! JAPAN
2017.07.19.
TOCANA 海外 ベンジャミン・フルフォード
「トランプが天皇陛下に圧力」
「ISISは金塊利権戦争の一部」
ベンジャミン・フルフォードが大暴露! 世界経済と戦争勃発の危機
前回のインタビューでは、「カネ」に執着するトランプ政権の体質についてベンジャミン・フルフォード氏の分析を聞いてきた。それほどまでに貧困にあえぐアメリカの現状と今後の起死回生策について、引き続き氏の独自調査の結果をお届けしていきたい。
■トランプが天皇陛下に圧力?
今年5月3日、カリブ海北東に位置するアメリカ合衆国の自治領・プエルトリコが連邦地裁に破産申請を行った。債務は700億ドル。今後、裁判所のもとで債務処理を行っていくと宣言した。
フルフォード氏「アメリカでは2013年に、デトロイト市が連邦破産法9条の適用を申請し、事実上の財政破綻をしています。デトロイトの場合、イリノイ州の一都市のため、州だけで倒産が可能だった。しかし、プエルトリコについては自治領のため、ワシントンDCの直轄でその“元首”はドナルド・トランプになるんです。となれば、デトロイトのケースとは違い、アメリカ政府が傍観しているわけにはいきません。しかも、その負債も、デトロイトが180億ドルだったのに対し、プエルトリコは700億ドルで、およそ4倍です。
ブルームバーグより引用
トランプは、そんな倒産寸前の会社の『外部交渉担当』に就任したようなものですよ。日本の安倍首相が、トランプに年金とか郵便貯金を渡すって約束もそうですが、トランプは今、あの手この手でカネを集めてこないといけないんです。
これは僕の独自ルートで得た極秘情報なんですが……一時、『戦争に発展するんじゃないか?』というほど、北朝鮮とアメリカの間で緊張感が高まりましたよね?
あの時、実はその裏で、アメリカは日本の天皇陛下に圧力を掛けて、日本からカネを奪い取ろうとしたんです」
フルフォード氏によれば、アメリカは今、1944年に戦後の金融システムを整えるべく定められた「ブレトン・ウッズ協定」を再現しようとしているのではないかという。
フルフォード氏「ブレトン・ウッズ協定が結ばれた際には、主にアジアの王族が所有する金を担保にして、国際金融システムを動かしていたんです。金1オンスを35USドルと決め、そのドルに対して各国通貨の交換比率を定めていこうという、いわゆる『金本位制』のシステムでした。
画像は、Thinsktockより
ところがその後、世界各国が米ドルと金を交換し続けたため金が足りなくなってしまったアメリカは、1971年のニクソンショックを機にドルと金の交換をやめ、石油本位制へと移行したわけです。サウジアラビアをはじめとする中近東とアメリカが密接な関係を持つようになったのも、そこからです」
しかし、その石油ドル体制が今また崩れようとしてきていることは、米ドル以外の通貨でエネルギー資源の取引をする国が増えてきている現状を見れば明らかだ。今や、米ドルの信用は失われ、世界は再び金本位制に戻ろうとしている。そこで、トランプ政権は金を大量に保有するアジアにさまざまな“働きかけ”をしてあの手この手で金をかき集めようとしているのだと、フルフォード氏は続ける。
フルフォード氏 「実は5月末にシティバンクの代表と米インドネシア大使ジョセフ・ドノバンがインドネシア大統領ジョコ・ウィドドに会いに行ったという情報があるんです。インドネシアの対外債務を1万2500トンの金塊で帳消しにしよう、金をよこさないならISISを送り込むぞと脅したらしいと、同国で活動する結社筋から聞いています」
なお、フルフォード氏の調査によれば、ISISはイラクのモスルからシリアを横断し、イスラエルのハイファまでを結ぶ石油パイプラインの利権を狙うサウジアラビア、カタール、ブッシュ一族、クリントン一族、ロックフェラー一族などによって差し向けられた部隊、“偽イスラム組織”の可能性であるのは間違いないという。
そして、実は2008年に起きたリーマショックの際にも、その背後には“金の脅し取り工作”が行われていた可能性があると、氏は指摘する。
事の発端は、ヨハネス・リアディというアジアの金保有者から、欧米の金融マフィアが700トンもの金塊を5億ドルで買い取ったことだった。直後に、その金をベースに1000倍のレバレッジをかけ、ウィルフレド・サラビアという偽造書を作る男を通じて「75万トン分の金裏付け債権」を発行。その債権を担保に、アメリカ連邦銀行(FRB)は23兆ドルものカネを生み出した。この23兆ドルがリーマンショックを演出したために、二束三文で世界中の資産を買いあさられてしまったという“詐欺”を裏付ける資料を、フルフォード氏は入手している。
ヨハネス・リアディの貴重な資料(フルフォード氏提供)。700トンの金(ゴールド)を売ったアジアの金保有者です
フルフォード氏 「ここで注目してほしいのは、700トンの金をベースにして、75万トンの“幻想”金を生み出したということです。表向きには、総産出量は14万トンとされている中で、その5倍以上もの金が突然“存在している”かのように演出されてしまった。これには『JPモルガン』や『ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド』、『HSBCホールディングス』などそうそうたる金融機関が関与しており、資料を見せてくれたCIA筋も『人類史上最大の詐欺事件だ』と、憤っていました。
画像は、インドネシア銀行(インドネシアの中央銀行/Bank Indonesia)がリアディの金700トンを保管していることを証明し、金(ゴールド)を保証する文書(フルフォード氏提供)
そして今、これと同じようなことを、欧米の金融マフィアがもう一度起こそうとしているのです。それこそが、先日行われたビルダーバーグ会議の真の議題であったとある情報筋から聞いています。北朝鮮との駆け引き、フィリピンでのISIS騒動、インドネシアのテロ事件と、ここ最近続くアジアでの動乱はいずれも金の脅し取りのための工作だと考えてよいでしょう」
そうした背景を踏まえて、今後、アジア圏ではフィリピン、インドネシアなどを狙ったISIS工作などが活発化し、戦争勃発を狙った工作が加速する可能性があるのではないかと、フルフォード氏は推測している。
同時に、日本の皇室、そして彼らが持つ金の利権も危険にさらされる可能性が高いという。
フルフォード氏 「今後、日本国内でいえば、小沢一郎や麻生太郎の動きは注視すべきです。彼らは昨年死去したデイヴィッド・ロックフェラーとの関係も強く、国際金融マフィアよりの人間である可能性が高い。私は、天皇陛下の生前退位についても、彼らの動きが絡んでいるのではないかと考えていますよ」
中近東で長きにわたって行われてきた石油利権をめぐる紛争が、今