組み換え遺伝子ワクチンの情報提供が不十分だ

一般の国民向けに今回の感染症に対するワクチンの接種が始まろうとしています。市町村からクーポンが送られていますが、ワクチンに対する情報提供は極めて限定的です。
特にワクチン接種をどうするのかと判断に迷っている人に対して、重要な情報は有効性と安全性です。安全性に関しては限られた時間での臨床試験しか行われていないので、試作品レベルの安全性しか確保できていないという実情を説明するべきでしょう。中長期の副反応については、データーすらありません。また、このワクチンは、組み換え遺伝子であるということも、市町村からの情報提供では一切触れられていません。一般の加工食品では、組み換え遺伝子の使用に関して、表示義務があります。スーパーなどで加工食品を購入する判断材料として、組み換え遺伝子の使用の有無を考慮する人は多いと思います。食品の場合よりも、筋肉内に直接入れるワクチンの方が影響は大きく出ることが予測されます。
このような組み換え遺伝子を人体に対して大規模に注射することは、これまでの歴史で初めてのことです。倫理的な問題だけでなく、医学的にも大きな問題が出てくる可能性があります。このような重要な情報提供がなされないままに、ワクチン接種の判断を求めるのはおかしなことです。ワクチンの実施主体である市町村に、しっかりとした情報提供を求めることが必要ではないでしょうか。