<パレスチナ連続講座>第4回 シオニズム運動とパレスチナ問題 – 2024.6.26開催アーカイブ

【ご寄付のお願い】パレスチナ・ガザ緊急支援 ガザ地区への攻撃は激化の一途をたどり、その被害は甚大で、今後も被災した人びとへの支援は急務です。パルシックは今後も現地と調整し情報収集を続けながら、緊急支援を続けていきます。皆さまからの温かいご支援をお待ちしています。
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2024年5月、イスラエル軍はガザ地区南部ラファへの侵攻を開始しました。昨年10月以降幾度となく退避を強要され、7か月以上も続く容赦のない攻撃を何とか生き延びて南へと逃れた120万のガザの人びとは、もはやどこにも安全な場所などないガザでまたも避難を余儀なくされ、それでもラファに留まる人びとは激しい空爆と地上からの砲撃にさらされています。

これまでイスラエルに対し支持の立場をとってきた西側諸国も、3万5,000人を超えて増え続ける市民の犠牲に態度を変えつつあり、国際司法裁判所(ICJ)によるラファ攻撃即時停止の暫定措置命令や国際刑事裁判所(ICC)のネタニヤフ首相らに対する逮捕状請求など、国際法の順守と即時停戦を求める国際社会からの圧力は日に日に高まっています。

しかしながら、イスラエルがその作戦を変更する兆しは見えず、圧力を意に介す様子もありません。自ら国際社会での孤立を深めているようなイスラエルの姿勢は、どこから生まれているのでしょうか。

パレスチナ連続講座第4回は、『イスラエルを知るための60章』(明石書店)を編著された防衛大学校の立山良司先生にお話しを伺い、イスラエルにとってのパレスチナ問題について考えます。

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立山先生より

ガザ紛争の背景には、パレスチナ人とユダヤ人との民族対立があります。ユダヤ人の民族主義運動シオニズムの特徴と、シオニズムに基づくイスラエルの政治や社会のあり方に焦点を当てることで、パレスチナ問題の歴史と現在をお話しできればと思っています。
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▼ 開催概要
日時:2024年6月26日(水)@ zoom
スピーカー:立山良司さん(防衛大学校名誉教授)

▼ スピーカーのご紹介
立山良司さん(防衛大学校名誉教授、(一財)日本エネルギー経済研究所客員研究員)
早稲田大学卒。在イスラエル日本大使館専門調査員、国連パレスチナ難民救済事業機関(UNRWA)職員、(財)中東経済研究所研究主幹、防衛大学校総合安全保障研究科・国際関係学科教授などを歴任。専門は中東の安全保障・国際関係。編著書に『ユダヤとアメリカ――揺れ動くイスラエル・ロビー』(中央公論新社、2016年)、『イスラエルを知るための62章(第2版)』(明石書店、2018年、編著)など。

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パレスチナ連続講座アーカイブ再生リスト

第1回 ガザ この大地の上に私たちは〈未来〉を植える / 岡真理さん(早稲田大学文学学術院)2023.12.20開催

第2回 ガザ地区の形成から〈10.7〉蜂起までの構造的暴力をたどる / 早尾貴紀さん(東京経済大学) 2024.02.28開催

3回 パレスチナでのジェノサイド:国際社会と日本の責任 / 髙橋宗瑠さん(大阪女学院大学・大学院教授(人権・平和))2024.4.24開催