警察24時の裏 高知白バイ事件は、なぜあのような起訴と判決になるのか? 不条理な社会を作り出す病根には裏金隠しが産んだ”けもの道”が原点にあった! ライブドア事件の病根に”けもの道”がある

http://www.amazon.co.jp/dp/4062164507/
裏金隠しが生んだ政権との黒い癒着 元大阪高検公安部長三井環

本書は、検察庁で秘密裏に行われてきた裏金作りを内部告発しようとして、口封じ逮捕された現職の検事による、検察の闇を告発する書です。
「検察の暴走」や「機密費」が世間を賑わせておりますが、社会正義を実現するはずの検察は内部に「裏金作り」という闇をかかえています。これを隠し通す限り検察の正義は自己矛盾に陥り、その捜査はゆがんだものにならざるをえません。そして検察の抱える闇は政権によっても利用され、政治事件の理不尽な捜査や国策事件までを生み、検察暴走のもとになっています。
著者は、検察の矛盾を自らの身に引き受け、でっちあげ事件で逮捕され服役し、満期出所したいま、命をかけて検察の大罪を告発しようとしています。本書では検察がメンツで生み出すえん罪、検察と暴力団の癒着の告発に始まり、検察改革への根本的提言までが詳細に語られています。
そして冒頭には、今回初めて三井環氏を取材し、放映した「ザ・スクープ」キャスターの鳥越俊太郎氏による、渾身の検察批判が掲載されています。

【内容構成】

特別寄稿 検察は汚れた服をきれいに洗え 鳥越俊太郎

序章 検察の闇を告発する
●出所前の怒り ●仮釈放は却下に …

第1章 「けもの道」を行く検察
●真っ黒な事件を真っ白に ●裏金報道を隠すための逮捕 …

第2章 でっちあげ逮捕とその裁判
●三井の首を取れ ●裏金作りを論じない検察 …

第3章 二億円をめぐる検察と暴力団の癒着
●射殺事件の深い闇 ●核心的証言に辿りつく…

第4章 国民の敵 検察
●嘘のリークで「悪徳検事」に ●いきなり逮捕して大失態 …

第5章 法務検察のあるべき姿とは
●職をかけて逮捕 ●調査活動費全廃を …

終章 真実を露にするとき
●原田検事総長は裏金を認めた ●全面謝罪以外、道はない …
内容(「BOOK」データベースより)
元・辣腕検事が人生をかけて問う、検察の闇と欺瞞。裏金告発する者をでっちあげ逮捕する、恐るべき権力濫用。自民党政権への弱みと、その後の政治事件での大暴走。究極の犯罪を犯した検察に、明日はあるのか?―検察の大罪を白日の下にさらけ出す。
著者について
三井 環
(みつい・たまき)
1944年愛媛県生まれ。中央大学法学部卒業。72年検事に任官。高知、高松地検次席検事時代には数々の独自捜査を成功させた。1999-2002年、大阪高検公安部長。2002年4月に現職のまま実名で、裏金告発のためテレビ朝日「ザ・スクープ」に出演しようとしたが、その収録の3時間前に、大阪地検特捜部より逮捕された。逮捕はでっち上げであり、口封じのためであるとして、裁判では無罪を主張。最高裁まで争ったが、1年8カ月の実刑が確定。2008年10月に収監。10年1月18日に満期出所した。著書に、『告発! 検察「裏ガネ作り」』(光文社)、『検察との闘い』(創出版)、『権力に操られる検察』(双葉新書)がある。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
三井/環
1944年愛媛県生まれ。中央大学法学部卒業。1972年検事に任官。高知、高松地検次席検事時代には数々の独自捜査を成功させた。1999‐2002年、大阪高検公安部長。2002年4月に現職、実名で裏金告発のため、テレビ朝日「ザ・スクープ」に出演しようとしたが、収録の三時間前、大阪地検特捜部によりでっちあげ事件で口封じ逮捕された。裁判では無罪を主張し、最高裁まで争ったが、一年八ヵ月の実刑が確定。2008年10月に収監。2010年1月18日に満期出所した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)